顕宗朝の月神– category –
『紀』顕宗紀3年条の「月神」「日神」の祭祀記述について、2神のあいだに祭祀の相違がみられ、「月神」の奉祭勢力である日向隼人を、王権から排除する施策と推測されます。
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『紀』顕宗紀の月神・日神祭祀
『紀』顕宗紀に、月神と日神の祭祀の記述がみえます。 阿閉臣事代、命を銜けて、出でて任那に使す。 是に、月神、人に著りて謂りて曰はく、 「我が祖高皇産霊、預ひて天地を鎔ひ造せる功有します。 民地を以て、我が月神に奉れ。 若し請の依に我に献らば、... -
葛野坐月読神社
『延喜式』神名帳の山城国葛野郡に名神大社としてみえる、葛野坐月読神社は、京都市西京区松室山添町、桂川右岸に鎮座し、松尾大社の摂社として松尾月読神社とよばれています。 葛野坐月読神社は、『紀』顕宗紀3年2月条にみえる、月神の祭祀地「歌荒樔田」... -
山城国綴喜郡の月読神社・樺井月神社
『延喜式』神名帳の山城国綴喜郡に、月読神社と樺井月神社がみえます。 月読神社は、京都府京田辺市大住池平に鎮座します。 樺井月神社は、現在、木津川対岸の城陽市水主の水主神社の境内社となっていますが、社伝に、木津川の氾濫に遭って、寛文12年(167...
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