磯部– category –
磯部、石辺について、「中臣大鹿島」「クシヒガタ」との関係を探ります。
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伊勢国壱志郡の阿射加神社
『延喜式』神名帳に、伊勢国壱志郡の名神大社としてみえる阿射加神社は、雲出川支流中村川右岸、堀坂山に連なる枡形山(312.3m)の西麓、三重県松阪市大阿坂町と小阿坂町の2カ所に鎮座します。 枡形山山頂部に、南北朝期、北畠氏の「阿坂城」が築かれるな... -
伊勢国多気郡相可郷
『和名抄』伊勢国多気郡相可郷は、三重県多気町の相可を遺称地として、三疋田から津留までの櫛田川右岸、五佐奈・仁田などの佐奈川上流域、及び相鹿瀬の地域に比定されます。 注目点が5つあります。 ① 「相可」は「相鹿」「逢鹿」とも書かれ、『延喜式』... -
『記』の伊勢神宮内宮起源伝承
伊勢神宮内宮の起源について、『紀』は、垂仁段に倭姫の話を記しますが、『記』は、天孫降臨段に思金神ら6神の話を載せます。 天照大神は、皇孫ニニギに葦原中国へ降下させる時に、鏡を与え、お供の神を付けて、次のように言います。 此の鏡は、専ら我が御... -
大和国添上郡の穴栗社・菟上社
穴栗神社は、奈良県奈良市横井の集落の北方、小字穴栗に鎮座します。 『延喜式』神名帳の大和国添上郡に「穴吹神社」とみえ、金剛寺本にはアナフキの訓注があり、享保板本は社名を「穴次」としますが、寛弘9年(1012)3月11日の大和国今木庄坪付案文進状(... -
稲村神社と磯部
『延喜式』神名帳の常陸国久慈郡に載る稲村神社は、茨城県常陸太田市天神林町、常陸太田市街から間坂へ至る旧道から北へ突き出た崖上の森の中に鎮座します。 周辺は、『和名抄』常陸国久慈郡佐竹郷に比定され、中世の佐竹氏発祥の地でもあり、至近に佐竹氏...
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